
ノースウエスト航空は4月23日、成田国際空港第1ターミナル第1ウイングに「ワールドクラブ」ラウンジを開設した。この新ラウンジは930平米、座席数175席で、既存のNWの第2サテライトのラウンジと合わせ、NWの成田空港でのラウンジは総床面積2500平米、座席数は620席となる。新ラウンジはNW以外にもスカイチーム加盟航空会社の旅客の利用が可能だ。
ラウンジの開設にあわせ来日したNW太平洋地区事業・財務・総務担当副社長のフレッド・デション氏は日本市場での投資をアピール。今年は機材を更新し、DC10型機をエアバスA330に順次、切り替えていくこと、成田空港での自動チェックイン機の拡張、サイトでのセルフチェックインや個人のフライトに合わせた情報提供など、サービス向上の取り組みを紹介。ラウンジの新設も、こうした日本での投資の一環で、顧客満足につながるとの考えを示した。
▽ラウンジに3つのエリア

ラウンジ内は、全体的に開放感を強調するもの。12言語を選択できるアップル・コンピュータを設置しているほか、無線・有線LAN接続が可能。ラウンジ内は入り口付近の静かなエリア、食事エリア、仕事エリアと大きく3つのエリアに分け、旅客の目的別に過ごす場所を設けた。食事は世界各国の旅客が楽しめるよう各種を取り揃えているほか、スープも数種類を用意している。また、キッズエリアを設け、ビジネスクラスを利用する子供連れの旅客も安心して利用できるようにした。
また、旅客の要望に応えるコンシェルジェ・サービスを提供するほか、企業エグゼクティブをはじめとするVIP対応の専用エリアも設けるなど、細かいニーズにも対応するラウンジとしている。