エア・ドゥ、供給座席増に需要が上回るも競争激化で利益は減少

  • 2006年11月28日
 北海道国際航空(HD)の平成19年3月期中間決算(平成18年4月1日〜9月30日)の売上高は前年比5.3%増の161億7200万円、営業利益60.4%減の8億6300万円、経常利益61.8%減の8億8300万円、中間純利益は74.9%減の5億7000万円となった。

 今期については今年2月に就航を開始した女満別/東京線により提供座席数は前年から15.7%増の108万6000席、旅客数で25.9%像の88万9000人となり、供給を上回る旅客需要を獲得し、利用率は81.4%と高い実績を記録した。ただし、全体としては燃油費の増大、他社との競争の激化による割引運賃の設定、道民割引の大幅割引などで利益幅は前年から低減。また、事業拡大により、整備費の増加、代理店手数料の費用増などもあり、事業費用全体としては11億9200万円の増加となった。

 なお、通期では売上高305億円、経常利益1億円、当期純利益3000万円と予想している。