求人情報

日系2社、国際線燃油サーチャージを引き下げ申請、外航との動き・額に差

  • 2006年11月17日
 JALグループ、ANAグループは16日、それぞれ国際線の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)の値下げを国土交通省に申請した。日系航空会社の国際線の燃油サーチャージ値下げ申請は初めてのこと。それぞれ適用開始日は年明けとなる2007年1月1日発券分から。

 燃油サーチャージの運賃額は下記を参照。今回の対応はニュージーランド航空(NZ)を皮切りに、大韓航空(KE)、シンガポール航空(SQ)、エバー航空(BR)、アシアナ航空(OZ)などのアジア系、さらにアメリカ系ではコンチネンタル航空(CO)など幅広く原油価格の高騰の落ち着きから値下げを10月から11月にかけて各社が申請。KEは既に2度目の値下げ申請をし、認可待ちであるが福岡発のプサン、チェジュ行きは現行の1100円から800円、同路線以外の日本発韓国行きは1800円から1500円へと引き下げ。

 日本発韓国行きのみでの比較では、JALグループ、ANAグループが1月1日発券分から適用する1800円と比べ、KEは300円安い水準を1ヶ月前の12月1日発券分から適用する。今回の引き下げを評価する声はあるものの、こうした設定額の「差」に対して、改めて燃油サーチャージの設定額の不透明感を指摘、ばらつきに現場での対応を心配する声も出始めている。