日本航空、コナ線就航10周年でセレモニー開催、旅行会社との記念商品企画

  • 2006年6月8日
 日本航空(JL)は成田/コナ線の就航10周年を記念し、各種プロモーションを展開する。既に6月2日到着の記念パッケージ商品では、特別価格を提供して集客。今月から来月は複数の旅行会社と就航10周年記念の特別商品を企画。また、情報提供についても、JLのホームページ上でハワイ島のデスティネーション紹介の内容を拡充している。今後はハワイ州観光局(HTJ)などと協力し、ハワイ島の自然、文化の魅力を打ち出し、内容の充実に努める。

 JLは昨年末、機材をDC10型機からボーイングB767型機へと縮小。座席数は機材毎に異なり、ビジネスクラスが20席前後、エコノミークラスが210席ほどとなり、現在のロードファクターは約70%を維持している。JL側は「提供座席数と旅客需要がマッチしている」と捉えており、今年度における機材の変更、減便などは予定していないという。

 JLのハワイ島への運航は1996年6月2日、成田/コナ線を週3便体制で就航。1998年にはデイリー運航の実現を果たした路線。コナ線の輸送実績は96年6月から3月までに約3万人を記録。その後も98年から2000年頃は好調に推移し約5万人となったものの、9.11テロ事件の影響で、旅客数は一時期4万人台に落ち込んだ。しかし、その後は徐々に回復し、2004年に5万3000人、2005年は5万5000人を記録している。