JGTA、「ニュー安・近・堪」を推進、グアムの安全面を打ち出す

  • 2006年5月24日
(グアム:山田紀子) 日本グアム旅行業協会(JGTA)は、「ニュー 安・近・堪(堪能)」デスティネーションとしてのグアムの打ち出しを図る。JGTA会長・金杉雅宣氏は、グアム政府観光局(GVB)の業界向け研修ツアー「ハファディ・スタディ・ツアー2006」のセミナーで、「今までは『安・近・短』リゾートとして人気を得ていたが、イールドの確保といった課題を抱る上に、今後は米軍の移設もある」として、単なる「安・近・短」から、「どこよりも『安』心して旅行ができ、最も身『近』で、どの世代も『堪』能できるマルチ・デスティネーション(=ニュー 安・近・堪)」として、グアムを高める意向を述べた。

 特に「安全が求められている。安全を明確に打ち出せるデスティネーションを目指す」と、安全面への対応を強調。JGTAでは既に、マイクロネシア・アシスタンス・サービス(MAI)という、24時間体制の緊急アシスタンス・サービスを実施しているが、さらにJGTA内に「治安安全コミッティ」を立ち上げ、治安に対する強化に乗り出す。具体的な活動はまだ決定していないが、日本領事館やJGTAなどが持つ安全情報を、ビジターズチャンネルのような現地のテレビ番組で放映する予定もあるという。