近ツー、第1四半期業績で営業収益156億円、想定内で推移

  • 2006年5月9日
 近畿日本ツーリストは2006年12月期第1四半期(1月1日〜3月31日)財務、業績概況によると、営業収益は前年比6.8%減の156億1800万円で、営業損失は36億6400万円、経常損失は34億8500万円、四半期純損失は37億3000万円と損失を計上した。営業収益では、トリノオリンピック効果もあり団体旅行が前年比を上回ったが、企画旅行や個人旅行は前年を下回った。また、損害保険業などは旅行業に連動した取扱としたほか、ホテル業は好調に推移。これらの結果、営業収益が前年を下回った。ただし、近ツーは予想通りに推移と捉えている。

 また、第1四半期の総資産は77億1600万円増の1277億80万円、株式資本は83億4300万円増の226億5600万円。キャッシュフロー状況では営業活動が未精算旅行券や仕入債務の減少などで90億6700万円、投資活動が無形固定資産の取得による支出で7億3900万円、財務活動が7億100万円のマイナスとなった。第1四半期の現金、および現金同等物の残高は434億3200万円だ。