JCB、ハワイでのカード消費増と観光振興で通年のプロジェクトを展開へ

  • 2006年3月15日
 ジェーシービーは日本人観光客のハワイ誘致、およびカード利用の増加を目指し、4月1日から1年間、ハワイ観光振興策「JCB Discover Aloha ハワイプロジェクト」を展開する。JCBによると、ハワイへの日本人訪問者である約150万人のうち、昨年実績でJCB会員が23万人と15.3%のシェアを占める。このうち10万人がホノルルに設置するホノルル・プラザを利用。また、JCBカードのハワイでの利用額は270億円となっており、この1年間のプロジェクトでJCBカード利用額の50億円増加、現金決済を含む消費者の利用額では100億円の現地での消費額の増加を見込む。
 JCBはこれまで北海道、沖縄で行政と協力したカード利用促進と観光振興策を実施。沖縄では10ヶ月で16億円の目標のところ38億円のJCBカードの利用、北海道は昨年9月15日時点で、既に18億円増加を突破しており、キャンペーン終了する今3月に最終目標とする45億円の増加もクリアできる、としている。

 今回のプロジェクトではJCB会員約5600万人を主な対象とする。渡航前にはオープンキャンペーンとして会員、未会員にハワイ旅行プレゼントを実施。旅行先となるハワイではJCB会員への特典としてワイキキトロリー全12台の無料乗車のほか、ハワイでのJCBカード利用額200ドルを1口とする抽選を協賛各社の協力を得て実施する。また、JCBが作成するオリジナル・ガイドブックの配布をはじめ明細に封入する各種媒体でのプロモーション、JCBサイトでも本日から掲載を開始する。協賛各社でもどこもワールドカウンターハワイ、大塚製薬がオンライン・ショッピングサイトでのキャンペーン告知、トラベレックスがサイトでの告知と両替カウンターでリーフレットを配布する。また、後援するハワイ州観光局(HTJ)もサイトなどを活用した告知活動を行う。

 なお、ハワイにおいてもホノルル市長のムーフィ・ハネマン氏を筆頭にホテル、ショッピング、レストラン、旅行会社など観光関連業者220名を招待し、パーティを開催した。JCBでは今回のキャンペーンは現地の協力なしには出来ないこと、今後の継続展開を視野にハワイ州の環境保護団体にJCBの売上げの一部を寄付する計画だ。





<お詫び>
午後2時現在で一部表記の訂正を致しております。また、北海道のプロジェクトについての修正も加えております。(編集部)