NH、成田第1旅客ターミナルビル移転でアピール、到着ラウンジも設置

  • 2006年3月2日
 全日空(NH)は今年6月2日に供用を開始する成田空港第1旅客ターミナル(第1PTB)南ウイング、および国際線30周年を迎え、拡充するサービスを報道関係者らにアピールした。全日空代表取締役社長の山元峯生氏は、「Move Under One Roof(ひとつ屋根の下)のスターアライアンスが掲げる戦略を世界各地で進めている」などと語り、サービス拡充をアピールする。NHはスターアライアンス各社とともに、第1PTB南ウイングに移転するにあたり、自動チェックイン機を現行の14台から126台へと大きく拡充し、自動チェックインをはじめとする一連のeサービスの利便性を高める。

 この成田空港第1PTB南ウイングでは、空港施設と連動したサービスとしては、到着階の車寄せにカーブサイドチェックインを設置。これにより、車、リムジンバスで空港にアクセスした旅客が即時にチェックインできる。また、出発ロビーは手荷物検査でインラインスクリーニング・システムを導入したことでロビーに開放感があるだけでなく、旅客の手間、チェックインに掛かる総時間の削減を図る。
 また、ラウンジについても第4、第5サテライトに3000平米級のラウンジを新設。座席数は1000席を超え、サービス面でもFAXや無線LANの施設から軽食、バー、マッサージなど幅広く取り揃える。
 さらに、海外から到着した場合でも利用可能な到着ラウンジを用意し、シャワーなどを利用することが出来る。


▽「旅立つ気分を盛り上げてくれる」ロビー

 ゲストとして発表会に登場した伊藤美咲さんは新空港の魅力を「ショッピングやラウンジが楽しみ」と語り、旅行先としては「ニューヨークやロンドンに行きたい」。また速見もこみちさんは、開放的なロビーについて「旅立つ気分を盛り上げてくれる」との感想で、「中国、ハワイに行きたい」と、それぞれ旅に対する想いを膨らませていた。