話題作が一堂に!「フランス映画祭2006」〜ひろきのトラベル×シネマ No.006

  • 2006年2月17日
■さらにパワーアップして東京・大阪の2都市で開催!

 フランス映画といえば、エスプリとモードを凝縮させたフランスを代表する芸術文化の一つ。などと、いまさら言うまでもありませんね?

 オシャレなスタイルに惹かれて「好きなフランス映画をきっかけにして旅行」という人も、未だに少なくありません。最近では、ハリウッドに対抗するアクション超大作なども製作されており、物語内容や映像表現、演出スタイルも広がりを見せています。ロマン・デュリスなど若手俳優らの活躍も目覚しいものがあります。

 さて、昨年まで横浜で開催されていた恒例の「フランス映画祭」が、今年は場所と開催時期を変えて拡大。3月15日(水)〜19日(日)の5日間、東京のお台場(シネマメディアージュ)、六本木(VIRGIN TOHO CINEMAS 六本木ヒルズ)、大阪(TOHOシネマズ 高槻)の3会場で開催されます。国内主要2都市での開催で、さらに多くの人々が同映画祭に参加することでしょう。

 本国では1月27日、フランス映画界で最も権威のある第31回セザール賞ノミネート作品、受賞候補者が発表されました。日本でも昨秋公開された『真夜中のピアニスト』が最多10部門でノミネートを果たしています。今回のフランス映画祭で上映される作品も数多くノミネート、候補に挙がっています。授賞式は2月25日。また、今年のカンヌ国際映画祭は5月17〜28日に開催され、既に『ダ・ヴィンチ・コード』のプレミア上映などが決定しています。


■ クロージング作品と長編全28作品決定!

 このほど、オープニングおよびクロージング作品と上映全28作品が決定。いずれの作品も、旅行業界ヨーロッパ方面の担当者、フランスへの興味が高い一般の人々のみならず、映画ファンも待望する強力なラインナップとなっています。

 クロージング作品には、本年度アカデミー賞外国語映画部門にノミネートされた『戦場のアリア』。その他の上映作品には、『隠された記憶』(ミヒャエル・ハネケ監督、ジュリエット・ビノシュ主演。昨年度カンヌ映画祭最優秀監督賞ほか2部門受賞)、『愛する勇気』(クロード・ルルーシュ監督三部作の第1章)、『パレ・ロワイヤル!』(カトリーヌ・ドヌーヴ主演、フランスで今冬最大のヒット作)、『パッセンジャー(原)』(伊勢谷友介主演)など、日本未公開の話題作が目白押しです。華やかなオープニングや来日ゲストも全作品から予定されており、春にふさわしい華やかなイベントとなる予定です。
 フランス映画の最先端に触れ、情報収集の場としてぜひ参加してみてはいかがしょうか? 詳細は公式サイトにてご確認ください。


■開催概要(東京)
正式名称:フランス映画祭 2006
主催: ユニフランス・フィルム・インターナショナル/フランス映画祭2006実行委員会
特別後援:フランス文化・コミュニケーション省
後援:フランス外務省 在日フランス大使館ほか
会期 2006年3月15日(水)〜19日(日)5日間開催
会場:シネマメディアージュ (お台場) 、VIRGINE TOHO CINEMAS 六本木ヒルズ、TOHOシネマズ 高槻
チケット発売:2月24日(金)からチケットぴあ TEL:0570-02-9999
公式ホームページ:http://www.unifrance.jp/festival/


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西咲ひろき
「トラベルシネマライター」として、旅行業界とエンタメ業界を股にかけて取材・執筆活動中。

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