SK、SASオスカー賞のベスト・パフォーマンス賞にJTB

  • 2006年2月16日
 スカンジナビア航空(SK)は2月15日、東京で第3回「SASオスカー賞」授賞式を開催、最も貢献した旅行会社に提供するベスト・パフォーマンス賞にジェイティービーを選出した。ベスト・プロダクト・ディベロップメント・デンマーク賞は阪神航空、ベスト・プロダクト・ディベロップメント・ノルウェー賞は日本旅行、ベスト・プロダクト・ディベロップメント・スウェーデン賞は阪急交通社がそれぞれ獲得。業務渡航などイールドの高い商品販売に最も貢献した旅行会社に、ソニー・ヒューマン・キャピタル・コーポレーションが選ばれた。

 また、SKは授賞式の席上、今年3月から日本路線に導入する新ビジネスクラスシートを紹介。新ビジネスクラスシートは、座席数がこれまでの54席から46席へ座席総数は減少するものの、最大で長さ2メートルのフルフラットベッドを採用し、シートピッチは127センチメートルから155センチメートルへ、シート幅は135センチメートルから140センチメートルとなり、快適性が向上。ビデオ&オーディオのオンデマンド機能も導入済だ。インテリアのデザインはストックホルムのデザイン・ラボで考案、北欧スタイルを十分に取り入れた。
 昨年導入した機内インターネット・サービスは利用料金を大幅に削減。1フライトの料金はこれまでの29.95ドルから26.95ドルへ、30分間で9.95ドルから1時間で9.95ドルへと変更。利用者数では当初、1フライトあたり3人であったが、2006年2月現在では1フライトあたり9人と増加し、インターネット・サービスが浸透しつつある現況を説明した。

 さらに、上期商品造成のための観光素材の紹介で、ノルウェーのフィヨルド紀行、クルーズ旅行を提案。フィヨルドは、昨年世界自然遺産に登録されたゲイランゲルフィヨルドをはじめ、ソグネフィヨルド、ハダンゲルフィヨルド、リーセフィヨルドを紹介。フィヨルドを巡るクルーズは熟年層からの人気が高まる可能性が高い。日本人も豪華客船に乗船しゆったりとした時の流れを楽しむクルーズ旅行が徐々に広まりつつある現状を指摘し、今後の商品化に期待されている。