JLグ、4路線で運休、成田/ロンドン線は週7便に減便、2006年路線計画

  • 2006年2月7日
 JALグループがこのほどまとめた2006年度の路線便数・機材計画によると、3月24日から広島/ソウル線、3月26日から小松/ソウル線を運休するほか、9月30日には成田/ラスベガス/ロサンゼルス/成田線、10月1日には関西/ロサンゼルス線の4路線を運休する。また、成田/ロンドン線で週14便を週7便として減便するほか、成田/バンコク線を週21便から週14便、関西/デンパサール線については週3便運航と減便する体制を継続する。JALグループでは2006年度の国際線旅客事業について黒字化を実現を目的として、生産資源の集中と選択を図るとしている。なお、関西/ロサンゼルス線の運休に伴い、10月から伊丹/成田線を増便し、関西圏発の北米需要を成田へシフトする。

 増便については成田/シカゴ線を3月26日から、現在の週10便から週14便のダブルデイリー化を実現。そのほか、成田/台北線を週21便から週28便、成田/ロサンゼルス線を週7便から週8便と土曜日に2便運航する体制とするほか、7月から成田/バンクーバー線を週11便(7月1日〜8月31日)、成田/モスクワ線を週3便(6月4日〜9月24日)とする。
 また、ボーイング747-400型機からB777型機へと機材を変更。関西/ロンドン線、成田/パリ線、成田/アムステルダム線などに導入し、2006年度中にはイタリア線を除く欧州線については経済性の高い中型機への移行を進める。
 日本航空インターナショナル(JL)からJALウェイズ(JO)への移管も進める。3月26日から、成田/ジャカルタ線はJOが運航、成田/ホーチミン線、成田/ハノイ線、成田/シドニー線、大阪/ハノイ線については10月1日からJO運航とし、コスト効率の向上を狙う。