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UA、第4四半期の営業損失が前年比で3億8800万米ドル増加

  • 2006年2月2日
 ユナイテッド航空(UA)の持株会社であるUALコーポレーションの2005年度第4四半期の営業損失は、前年同期比で3億8800万米ドル改善し1億8200万米ドルとなったほか、事業再建関連費用の170億米ドルを計上した場合の純損失が170億米ドル、事業再建関連費用を除いた純損失は2億9700万米ドルとなった。なお、今回計上した事業再建関連費用の170億米ドルは主に、事業再建中の企業に認められる無担保債権が含まれる。今期に計上した債権、事業債権期間の初期段階に計上した債権は、事業債権完了時に一部返済される見込み。このことから、今月に予定する事業再建完了時には、相当額の利益を計上できる見通しで、事業債権関連費用はUAのキャッシュフローに大きな影響を与えないという。

 UAの第4四半期のロードファクターは、前年同期比で3ポイント増の80%を記録。主要路線の旅客単位の売上は12%増、イールドは8%増となった。提供座席数は4%減少したが、収益は増加しており、運航業績に影響はなかった。また、UAは昨年、収益性の高い国際路線への航空機の再配置、および米国の競合企業が米国内路線と特に日本を含むアジア地域で提供座席数を減少したことが追い風となり、総収入は10%増となった。