ジャルパック、上期商品からJL利用商品でツアーマイルを付与

  • 2006年1月20日
 ジャルパックは2006年度上期商品を設定、I'll(アイル)は19日から発売を開始、AVA(アヴァ)は2月9日から開始する。今回の商品造成の主なポイントは(1)日本航空(JL)の利用でツアーマイルを付与するJALマイレージバンクたびカードの導入、(2)SIT商品でこれまで以上にデスティネーションを詳細に紹介、(3)サービス強化を目的とする専属ツアーコンダクター化など。これにより、2006年度上期販売目標人数は前年同となる22万4500名、このうちアイルは5%増の5万9000名、アヴァで2%減の16万5500名としている。

 ツアーマイルは、JALグループ便を利用するアイル、アヴァ商品を利用する場合、従来のマイルに加えて、全ての商品にJALツアーマイルとして1000マイルを付与するもの。商品価格に関らず、全てに1000マイルを付与することから、一部商品では実質的な値引きとなる。なお、2月からJL店頭、および各販売店に切り替えの用紙を用意、9月30日まで入会の場合には入会金1000円を無料とする。なお、これはJLグループとしての施策で、国内商品を展開するJALツアーズにも対応が可能。

 このところ、ハワイへのウエディング、ハネムーンが好調に推移しているが、ジャルパックでもアイル商品の約3割程度を占める重要な顧客層であることから、一段と内容を拡充する。ハワイでは挙式後の翌日、両親に感謝の意を表す「サンクス・アロハ・セレモニー」を含むコースを新たに設定。また、グアムでは同行者に向けた専用のプログラムを作るなど、挙式・ハネムーンの両名以外にも配慮する商品を展開する。
 また、より詳細に内容を詰めた商品として、シニア向けに中国の思想家である孔子ゆかりの地を訪れる道を「孔子街道」として提案。孔子のふるさとである曲阜、孔廟、孔子の子孫の邸宅である孔府などを巡る5日間の旅行を設定した。また、女性リピーター層にはアジアで最高級ブランドとして名高い「アマングループ」の4ヶ国、7ホテルを揃えて全面に打ち出した。


▽2006年度上期目標人数(方面/アイル/アヴァ/合計)
ハワイ/2万1000人(4%増)/5万人(6%減)/7万1000人(3%減)
アメリカ/6000人(21%増)/1万500人(20%増)/1万6500人(20%増)
ヨーロッパ/8000人(2%減)/1万6500人(13%増)/2万4500人(8%増)
アジア/1万人(14%増)/3万5000人(15%増)/4万5000人(14%増)
オセアニア/5500人(5%増)/1万9000人(11%増)/2万4500人(10%増)
ミクロネシア/3900人(39%減)/2万5500人(32%減)/2万9400人(33%減)
中国/4600人(86%増)/9000人(32%増)/1万3600人(46%増)
合計/5万9000人(5%増)/16万5500人(2%減)/22万4500人(0%)


▽2005年度推計販売見込人数(方面/アイル/アヴァ/合計)
ハワイ/3万8500人(5%増)/10万2000人(1%減)/14万500人(1%増)
アメリカ/1万800人(1%減)/1万7100人(3%増)/2万7900人(2%増)
ヨーロッパ/1万3200人(22%減)/3万4100人(4%増)/4万7300人(5%減)
アジア/1万5000人(38%減)/6万3300人(6%増)/7万8300人(7%減)
オセアニア/1万2400人(20%減)/3万5100人(11%減)/4万7500人(13%減)
ミクロネシア/1万800人(29%減)/6万5200人(10%減)/7万6000人(13%減)
中国/5300人(46%減)/1万6400人(6%減)/2万1700人(20%減)
合計/10万6000人(18%減)/33万3200人(2%減)/43万9200人(7%減)