日旅、上期の募集型企画旅行を本日から発売、2005年の取扱人員は前年比8%増の見込み

  • 2006年1月13日
 日本旅行は4月から10月の2006年上期の海外パッケージ旅行「マッハ」、「ベストツアー」の商品を設定した。今年の特徴は消費者の知的好奇心をくすぐるため、短時間で触れる生活文化交流、体験や学習、季節限定の祭や催しなどを盛り込んだ旅行をそろえた。東京、名古屋、大阪発共に本日から2月中旬にかけて、順次発売を開始する。なお、全国発の年間(1月〜12月)取扱人員計画は「マッハ」、「ベストツアー」をあわせ、05年比5.2%増の43万9000人を目指す。方面別では、中国については25.5%増となる2万5000人を計画、その他のデスティネーションについては、減便などで仕入れに難を残すグアム・サイパンで前年並みとする以外は、2%から8%台の増加を見込む。

 また、2005年(1月〜12月)の取扱見込みは前年比8.0%増の41万7290名。ホテルの供給が逼迫するハワイが6.1%減の5万140名、減便のあったグアム・サイパンで2.9%減の3万5670名となる以外はアメリカ・カナダの16.5%増の3万2860名、オセアニアの14.8%増の3万6010名、アジアの13.5%増の14万1790名など堅調に推移した。日旅は昨年、創業100周年であったことから記念チャーター便や11月の創業月に記念商品を投入することにより、反日デモ、ロンドンやバリ島でのテロ、カンクンへのハリケーン飛来など需要減退の要因がありながらも、プラス成長を記録することができたとしている。

 2年前に新設したカテゴリーの「ベストエクセレント」の2005年の取扱人員は20%増の5万1000人超を記録。今年は海外挙式、ハネムーン、熟年旅行、母娘旅行、アクティブシニアを意識する商品をこのカテゴリーで投入し、取扱の拡大を目指す。また、ベストツアーの「イチ押し」でも3ヶ月単位で商品を発表し、仕入れでの価格変動に対応するほか、市場の値ごろ感に対応した戦略を採る。
 なお、2005年取扱人員見込み、2006年の方面別計画は下記の通り。


▽2005年取扱人員見込み
方面/マッハ/ベストエクセレント/ベスト<合計(前年比)>

ハワイ/1800人/2340人/4万6000人<5万140人(93.9%)>
グアム・サイパン/-/470人/3万5200人<3万5670人(97.1%)>
アメリカ・カナダ/230人/2130人/3万500人<3万2860人(116.5%)>
ヨーロッパ/480人/3万8420人/6万2000人<10万900人(109.6%)>
アジア/1690人/3400人/13万6700人<14万1790人(113.5%)>
中国/-/1220人/1万8700人<1万9920人(101.2%)>
オセアニア/1930人/3780人/3万300人<3万6010人(114.8%)>
合計/6130人/5万1760人/35万9400人<41万7290人(108.0%)>


▽2006年取扱人員計画
方面/マッハ/ベストエクセレント/ベスト<合計(前年比)>

ハワイ/1900人/2450人/4万8300人<5万2650人(105.0%)>
グアム・サイパン/-/530人/3万5300人<3万5830人(100.4%)>
アメリカ・カナダ/240人/2400人/3万1000人<3万3640人(102.4%)>
ヨーロッパ/500人/43100人/6万5900人<10万9500人(108.5%)>
アジア/1760人/3840人/14万人<14万5600人(102.7%)>
中国/-/1400人/2万3600人<2万5000人(125.5%)>
オセアニア/2000人/4280人/3万500人<3万6780人(102.1%)>
合計/6400人/5万8000人/37万4600人<43万9000人(105.2%)>