オンライン航空会社のサイト日本語化、予約画面までは66社中30社

  • 2005年12月27日
ツーリズム・マーケティング研究所はこのほど、日本オンラインの航空会社66社を対象とした日本語ウェブサイトの実態調査を実施した。これは日本語サイトの開設、オンライン予約の可否など24項目について実施したもの。これによると、日本語サイトを開設しているのは52社、全体で79%。地域別ではアジアは日系を除き27社中17社が日本語サイトを開設しており、北米系は7社中5社、欧州系は15社中14社、オセアニア系は6社全て、中東・アフリカ系は4社全て、中南米系は1社だが、サイト開設はしていない。
 調査した66社のうち、オンライン予約が可能なのは30社。なお、このうちオンライン予約が日本語で可能なのは57%。ツーリズム・マーケティング研究所では「英語に不慣れな日本人は多く、日本語のオンライン予約のニーズは高い」としている。ただし、オンライン予約画面の日本語化は、英語などの文字列(1バイト)を日本語のような文字列(2バイト)に変更する為、システム面、コスト面などで難しい側面も持っており、100%となるには時間がかかりそう。

 こうした項目を踏まえ、日系以外の航空会社ではキャセイパシフィック航空(CX)が19ポイントと1位となり、ついでルフトハンザ・ドイツ航空(LH)、大韓航空(KE)が18ポイントと2位となった。