JTB・GMT、キッコロとモリゾーでサンライズツアーは12%増、来年は16%増めざす

  • 2005年12月9日
 JTBグローバルマーケティング&トラベル(GMT)取締役社長の野口英明氏は、今年のサンライズツアーの取扱人数について12月までの取扱見込みで前年比12%増の15万5000人となり、愛・地球博を要因としてインバウンド旅行者が好調であることを語った。都内で来年のサンライズツアーの商品説明会で明らかにした。

 「キッコロとモリゾーで約6ヶ月間、4000人を超える参加を頂いた。安い料金を設定したことが奏効した」とし、インバウンドの好調さを表現。また、先ごろの「ツーリズムサミット2005」の席上、北側一雄国土交通大臣が今年の訪問者数が670万人になる見込みとした発言にも触れ、「この勢いで2010年に1000万人は夢ではない」として、2006年のサンライズツアーでも取扱人数を伸ばしていく考えを示した。

 特に、現在、欧米の訪問者は円安の影響により、ツアー商品に割安感を覚える状況で、今年の商品ラインアップでは値下げも実施。また、訪日外客の6割から7割を占めるアジア、特に中国語圏の需要が半数を占めていることから、昨年10月にははとバスとの提携で中国語のツアーを開始。今年は廉価な中国語コースを4コース設定し、「訪日外客の40人に1人は参加していただくことを目標」とし、価格とサービス面での充実から、16%増となる18万人の実現を目指す。