HIS、年末年始の予約状況は17%増、ハワイ・グアムが好調

  • 2005年12月7日
 エイチ・アイ・エスはこのほど、12月1日現在の予約状況を基に、年末年始(12月23日〜2006年1月9日出発)の海外旅行動向をまとめた。これによると、ハワイやグアムなどのビーチリゾートが好調で全体を牽引し、全体は前年比17%となった。

 ビーチリゾート方面はグアムが60%増、ハワイが27%増と好調に推移。スマトラ沖地震の影響を受けたプーケット島、モルディブも被災前の渡航者数まで回復した。10月にテロが起きたバリは募集型企画旅行に影響がでているものの、前年比10%減まで回復し、来年1月以降の予約状況に関しても前年レベルまで回復基調という。
 また、長距離デスティネーションでは、アメリカが24%増、ヨーロッパが5%増となり、都市別ではニューヨークが15%増、パリが10%増、ケアンズが24%増と人気であった。

 旅行者層では、30代のファミリー旅行が堅調。ビーチリゾートを中心に訪れ、旅先では、ホテルのアップグレードやキッズプログラムなどの子供向けオプショナルツアーの人気が高い傾向だ。また、出発日で今年は、分散化傾向が顕著に表れた。

 さらに、人気の高いビーチリゾートへの旅行需要に対応するための羽田発着チャーター便が前年比の倍となる合計20便を記録。デスティネーション別では、ハワイが3便、グアムが13便、セブ島が1便、サイパンが2便、ソウルが1便となった。