NH、第1四半期売上で航空・旅行事業が5%増、営業利益も大きく伸ばす
全日空(NH)の平成18年3月期の第1四半期連結決算は売上高が前年比5.1%増の3123億5000万円、営業利益32.6%増の117億5900万円、経常利益6.0%増の62億2300万円、当期純利益10.9%減の21億6000万円であった。事業別では航空運送事業売上高が5.5%増の2584億6600万円、営業利益は27.0%増の101億8100万円、旅行事業売上高は5.1%増の419億6800万円、営業利益97.7%増の2億5500万円、ホテル事業売上高は7.7%減の153億8500万円、営業利益は6800万円(前年同期:5億4200万円の赤字)と全事業で順調な営業成績を収めている。
航空運送事業での旅客事業については、国内線で羽田新ターミナル、中部国際空港の開業による追い風、愛・地球博開催の需要の伸びなどで両空港の発着について伸び、国内線搭乗旅客数は2.6%増を記録。一方で供給の調整で前年に比べ0.4%減となり、中型機材の利用で利用率は上昇。国際線は4月末から成田/広州線、5月中旬に中部/上海線を開設し中国方面を強化したが、反日デモの影響により、観光については伸び悩み。ただし、ビジネス需要が堅調に推移しているほか、欧米線が好調、さらにゴールデンウィークが堅調で合ったことから、旅客数は前年比1.0%減となったが、収入は5.4%増の527億3100万円となった。
旅行事業は中国での需要減を国内の沖縄、海外のハワイ、さらに愛・地球博関連の商品でカバーしたことで、収入、営業利益ともに前年を上回った。また、ホテル事業でも東京全日空ホテルでリニューアルを終えて収益改善に向かっているほか、沖縄のリゾートホテルが好調に推移するなどコスト削減などと相まって前年から6億円ほど改善した営業利益となった。
▽NHの第1四半期旅客輸送実績
・国際線旅客数 93万9754人(1.0%減)
旅客キロ(RPK) 44億5685万5000RPK(3.9%減)
座席キロ(ASK) 62億615万9000ASK(0.4%減)
利用率 71.8%(2.6ポイント減)
・国内線旅客数 1085万5399人(2.6%増)
旅客キロ(RPK) 93億6063万6000RPK(3.3%増)
座席キロ(ASK) 150億4561万3000ASK(0.4%減)
利用率 62.2%(2.2ポイント増)
航空運送事業での旅客事業については、国内線で羽田新ターミナル、中部国際空港の開業による追い風、愛・地球博開催の需要の伸びなどで両空港の発着について伸び、国内線搭乗旅客数は2.6%増を記録。一方で供給の調整で前年に比べ0.4%減となり、中型機材の利用で利用率は上昇。国際線は4月末から成田/広州線、5月中旬に中部/上海線を開設し中国方面を強化したが、反日デモの影響により、観光については伸び悩み。ただし、ビジネス需要が堅調に推移しているほか、欧米線が好調、さらにゴールデンウィークが堅調で合ったことから、旅客数は前年比1.0%減となったが、収入は5.4%増の527億3100万円となった。
旅行事業は中国での需要減を国内の沖縄、海外のハワイ、さらに愛・地球博関連の商品でカバーしたことで、収入、営業利益ともに前年を上回った。また、ホテル事業でも東京全日空ホテルでリニューアルを終えて収益改善に向かっているほか、沖縄のリゾートホテルが好調に推移するなどコスト削減などと相まって前年から6億円ほど改善した営業利益となった。
▽NHの第1四半期旅客輸送実績
・国際線旅客数 93万9754人(1.0%減)
旅客キロ(RPK) 44億5685万5000RPK(3.9%減)
座席キロ(ASK) 62億615万9000ASK(0.4%減)
利用率 71.8%(2.6ポイント減)
・国内線旅客数 1085万5399人(2.6%増)
旅客キロ(RPK) 93億6063万6000RPK(3.3%増)
座席キロ(ASK) 150億4561万3000ASK(0.4%減)
利用率 62.2%(2.2ポイント増)