JATA・DI値、現況の海旅はインハウス以外は不調、今後はファミリーの動き良く
日本旅行業協会(JATA)が5月16日から30日にかけて実施した旅行市場動向調査によると、海外旅行全般は現況の4月から6月の指数であるDI値はマイナス8ポイントとなり、前回調査のプラス16ポイントから24ポイント減と想定どおりには推移していない様子だ。業種別ではインハウスはプラス22ポイントと好調だが、海外旅行ホールセラーのマイナス42ポイントを筆頭にリテーラー、総合旅行会社などマイナス値を示し、海外旅行は悪い環境にあるという認識である。客層別は現況は全てマイナスで、特にOL層はマイナス38ポイント、インセンティブがマイナス34ポイント、ハネムーンがマイナス33ポイントで、最も数値が良いシルバーはマイナス9ポイントだ。地域別ではヨーロッパが概ね堅調のようでプラス6ポイントだが、中国のマイナス42ポイントを筆頭に、オセアニアがマイナス32ポイント、アメリカ・カナダ、ミクロネシアがマイナス15ポイントとなった。
ただし、3ヵ月後については客層別は全てについて好転する見込み。特に、夏の主力となるファミリー層の動きが良くなる予測で、シルバーも例年通りの感触を得ているようだ。デスティネーションもオセアニアを除き上向きの予想で、ヨーロッパ、ハワイについてはプラス値に転化する動きだ。
▽海外旅行全般DI値(現在/3ヵ月後)
全体/-8/0
総合旅行会社/-4/-4
海外旅行ホールセラー/-42/-25
海外旅行系旅行会社/0/30
リテーラー1/-18/-7
リテーラー2/-11/0
インハウス/22/19
▽顧客層別DI値(現在/3ヵ月後)
ハネムーン/-33/-28
ファミリー/-28/-5
OL/-38/-22
熟年/-15/-3
シルバー/-9/0
インセンティブ/-34/-26
商用・視察/-13/-6
▽方面別DI値(現在/3ヵ月後)
ハワイ/-11/2
アメリカ・カナダ/-15/-8
ヨーロッパ/6/4
オセアニア/-32/-36
ミクロネシア/-15/-12
中国/-41/-27
アジア/-7/-5
ただし、3ヵ月後については客層別は全てについて好転する見込み。特に、夏の主力となるファミリー層の動きが良くなる予測で、シルバーも例年通りの感触を得ているようだ。デスティネーションもオセアニアを除き上向きの予想で、ヨーロッパ、ハワイについてはプラス値に転化する動きだ。
▽海外旅行全般DI値(現在/3ヵ月後)
全体/-8/0
総合旅行会社/-4/-4
海外旅行ホールセラー/-42/-25
海外旅行系旅行会社/0/30
リテーラー1/-18/-7
リテーラー2/-11/0
インハウス/22/19
▽顧客層別DI値(現在/3ヵ月後)
ハネムーン/-33/-28
ファミリー/-28/-5
OL/-38/-22
熟年/-15/-3
シルバー/-9/0
インセンティブ/-34/-26
商用・視察/-13/-6
▽方面別DI値(現在/3ヵ月後)
ハワイ/-11/2
アメリカ・カナダ/-15/-8
ヨーロッパ/6/4
オセアニア/-32/-36
ミクロネシア/-15/-12
中国/-41/-27
アジア/-7/-5