MD、05年の日本人訪問者数は2500人の見込み、ノシベの販売積極化

  • 2005年6月29日
 マダガスカル航空(MD)はこのほど、マダガスカルで最大のビーチリゾートであるノシベのプロモーション・セミナーを開催した。マダガスカル航空日本地区総支配人の鈴木哲夫氏は「日本人訪問者はバオバブの木やきつね猿をはじめとする自然体験を目的に渡航するケースが約95%」と現況を報告。「今後はノシベを中心にビーチリゾートをプロモーションし、中・長期的には、近隣のセントマリー島、マイコット、コモロ、モーリシャスなどの地域とコラボレーションし、インディアン・オーシャン・リゾートに発展させたい」という構想を語った。マダガスカルへの日本人訪問者数は05年上期で前年比37%増の約900人、下期について鈴木氏は、「8月から10月まで好調な予約状況だ。この状態が継続すれば、前年比52%増の1200人、年間で約2500人の日本人の訪問者になる」と見通しを示した。なお、今年度中についてはノシベへの誘致を目的とした「ノシベ・キャンペーン・レート」を設定し、好調に推移するマダガスカル、および新たなデスティネーション開発に取り組む。
 なお、MDは7月1日からスケジュールを変更。バンコク/アンタナナリボ線への日本からの乗り継ぎ時間が短縮するなど、マダガスカルへの需要喚起の好材料が整う。また、マダガスカルを舞台に繰り広げられる動物冒険アニメ映画「マダガスカル」の上映が8月から開始する。このことから、東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、横浜、京都の7都道府県の映画館で30秒の広告を展開。これまでの日本人訪問者のメインである熟年層に加え、映画の親しみやすさを契機に、ファミリーやOL、ハネムーナーやカップルに向けて、デスティネーションの認知を拡大する考え。