速報:NW、10月1日からKIX/SPN線を新規就航へ
ノースウエスト航空(NW)は10月1日から、関西/サイパン線をデイリー運航する。また、あわせて関西/グアム線の運航を同日から開始。さらに、11月1日から名古屋/グアム線に就航、下期からレジャー路線に積極的な展開をする。NWには日本旅行業協会(JATA)などが日本航空(JL)のサイパン線の撤退見込みであることを受け、路線の増便、新設等の申し入れをしていたところ。KIX/SPN線の就航でJLのサイパン線撤退する見込みで取りこぼす一部の需要への対応が可能になる。これについてJATA会長の新町光示氏は「業界が2000万人プロジェクトに向けて団結するときには朗報」として歓迎の意を示した。また、就航する空港である関西国際空港の村山敦氏は「就航を聞いて大変うれしく思っている。ノースウエスト航空の英断に敬意を表する」とのコメントを出している。
ただし、問題はイールド。JLの撤退については、「80%を超えるイールドを保っているにも関らず撤退する理由が分からない」と先ごろ来日した北マリアナ諸島連邦政府知事のジュアン・N・ババウダ氏が語っているが、低価格な商品が流通している所に問題の一端がある。今回の路線開設にあたり、関西については同一機材を利用してサイパン、グアム線を運航することから、機材効率を高める狙いが分かる。同時に、ある業界関係者は「価格的にもイールドに配慮した施策を取るのでは」との見方もある。さらに機材はボーイング757-200型機でビジネスクラス20席、エコノミークラス162席の合計182席と中型機を使用して、需要と供給のバランスに配慮する機材の選定となっており、今後は業界の販売施策が注目されるところだ。
今回の就航でマリアナ政府観光局(MVA)日本事務所マネージング・ディレクターの早瀬陽一氏は「今後、タイアップ等で座席を埋める努力をする」とコメント。今後は、成田発のサイパン線について、JLを含めた各社の対応が焦点となってくる。これについて、先ごろババウダ氏が来日した際にJLを訪問、改めてマリアナへの経済への影響が大きいことを伝え、路線の維持を要請。新規就航については着陸料の半額などのインセンティブもあるが、「既存の就航路線についても航空会社が望むなら、対応を考えることも(インセンティブも)ありえる」と含みを持たせた。
また、グアム政府観光局(GVB)日本代表の光森裕二氏は「路線就航は歓迎。関西、名古屋とも航空会社と協力して販促していく」と語り、特に昨年から好調なウエディングについて収益性も高いことから力を入れていく考えを示した。
ただし、問題はイールド。JLの撤退については、「80%を超えるイールドを保っているにも関らず撤退する理由が分からない」と先ごろ来日した北マリアナ諸島連邦政府知事のジュアン・N・ババウダ氏が語っているが、低価格な商品が流通している所に問題の一端がある。今回の路線開設にあたり、関西については同一機材を利用してサイパン、グアム線を運航することから、機材効率を高める狙いが分かる。同時に、ある業界関係者は「価格的にもイールドに配慮した施策を取るのでは」との見方もある。さらに機材はボーイング757-200型機でビジネスクラス20席、エコノミークラス162席の合計182席と中型機を使用して、需要と供給のバランスに配慮する機材の選定となっており、今後は業界の販売施策が注目されるところだ。
今回の就航でマリアナ政府観光局(MVA)日本事務所マネージング・ディレクターの早瀬陽一氏は「今後、タイアップ等で座席を埋める努力をする」とコメント。今後は、成田発のサイパン線について、JLを含めた各社の対応が焦点となってくる。これについて、先ごろババウダ氏が来日した際にJLを訪問、改めてマリアナへの経済への影響が大きいことを伝え、路線の維持を要請。新規就航については着陸料の半額などのインセンティブもあるが、「既存の就航路線についても航空会社が望むなら、対応を考えることも(インセンティブも)ありえる」と含みを持たせた。
また、グアム政府観光局(GVB)日本代表の光森裕二氏は「路線就航は歓迎。関西、名古屋とも航空会社と協力して販促していく」と語り、特に昨年から好調なウエディングについて収益性も高いことから力を入れていく考えを示した。