LH、日本線の総合力で優位性を強調、副社長ティエール・アンティノリ氏
ルフトハンザドイツ航空(LH)の筆頭副社長のティエール・アンティノリ氏が来日、現況などを語った。同氏はLHとして「日本は長距離路線、アジアで戦略的に重要な市場であるとの認識から、年1回は必ず来日してきた」と強調。他の日本に就航する欧州系航空会社と比べ、「規模、競争力が高い」とクオリティ、成長性、顧客重視、健全な財務体質で優位性をアピールする。クオリティ面については定時運航、セキュリティ面についてはミュンヘン、フランクフルト空港での指標が秀でているほか、日本市場では日本人客室乗務員40名を新たに採用するなど日本線のサービス面でも重視。これは日本路線では先ごろ中部国際空港の開港でデイリー体制を取るなど供給を増加させている。こうした成長面では新たにEUに加盟した東欧路線を中心として路線を拡充、また、日本国内では中部の内際一体型の空港を利用した全日空(NH)とのコードシェアを展開し、「地方都市からヨーロッパへの足を確保し、約90%の欧州の需要に対応できる」との認識だ。
また、顧客重視の施策では日本線でもファースト、ビジネスクラスの機内食プログラム「スターシェフ」を日本路線に導入しており、旅客へのサービスを拡充。また、販売面でも旅客のニーズに即したサービス、座席の提供を実現するため、旅行会社の企画にも協力する。最近の燃油費高騰で35%程度のコスト増の要因となっているが社内の管理コストなどで5000万ユーロ節減も進めており、「きわめて順調」という。今後はエアバス社の大型機A380型機を日本路線でも投入する計画もある。
LHは先ごろ、スイスインターナショナルエアラインズ(LX)の株式取得に向け、欧州、アメリカの両独占禁止当局からの許可を得て、既にマイレージサービス、ラウンジの相互利用などを開始。運航路線についても、「フランクフルト、ミュンヘン、チューリッヒの3つのハブ空港を利用し、利便性は向上する」として、特に日本については来年のドイツ・ワールドカップ開催での期待を示す。ただし、日本支社での具体的な統合策については言及しなかったものの、来年6月には成田空港第1ターミナル南ウィングにおいてスターアライアンスが利用することから、「スターアライアンス各社とともに、LHとLXが顧客にたいして1つの顔をもちサービスを提供する」と語る。
名古屋線については現在、愛・地球博の開催で供給が足りない状況だが、「EXPO後には供給量が増え、地方からの欧州への乗り継ぎが増加することに期待できる。これまでのところ、スタートは順調」として、グループ需要に一部で応えられない現状を語った。LH日本支社長のオットー・ベンツ氏も名古屋市場については、EXPO後をにらみ「供給の調整を図るほか、ヨーロッパだけでなくアフリカ方面の旅行商品をマーケット・セグメントに合わせて旅行会社と造成している」とコメント。また、「北海道などは冬の時期に旅行が活発になる。名古屋での乗り継ぎに対応したい」と名古屋線での施策を語った。
また、顧客重視の施策では日本線でもファースト、ビジネスクラスの機内食プログラム「スターシェフ」を日本路線に導入しており、旅客へのサービスを拡充。また、販売面でも旅客のニーズに即したサービス、座席の提供を実現するため、旅行会社の企画にも協力する。最近の燃油費高騰で35%程度のコスト増の要因となっているが社内の管理コストなどで5000万ユーロ節減も進めており、「きわめて順調」という。今後はエアバス社の大型機A380型機を日本路線でも投入する計画もある。
LHは先ごろ、スイスインターナショナルエアラインズ(LX)の株式取得に向け、欧州、アメリカの両独占禁止当局からの許可を得て、既にマイレージサービス、ラウンジの相互利用などを開始。運航路線についても、「フランクフルト、ミュンヘン、チューリッヒの3つのハブ空港を利用し、利便性は向上する」として、特に日本については来年のドイツ・ワールドカップ開催での期待を示す。ただし、日本支社での具体的な統合策については言及しなかったものの、来年6月には成田空港第1ターミナル南ウィングにおいてスターアライアンスが利用することから、「スターアライアンス各社とともに、LHとLXが顧客にたいして1つの顔をもちサービスを提供する」と語る。
名古屋線については現在、愛・地球博の開催で供給が足りない状況だが、「EXPO後には供給量が増え、地方からの欧州への乗り継ぎが増加することに期待できる。これまでのところ、スタートは順調」として、グループ需要に一部で応えられない現状を語った。LH日本支社長のオットー・ベンツ氏も名古屋市場については、EXPO後をにらみ「供給の調整を図るほか、ヨーロッパだけでなくアフリカ方面の旅行商品をマーケット・セグメントに合わせて旅行会社と造成している」とコメント。また、「北海道などは冬の時期に旅行が活発になる。名古屋での乗り継ぎに対応したい」と名古屋線での施策を語った。