FJ、04/05年度決算増益、今年度は燃料コスト高止まりで厳しい見通し
エア・パシフィック航空(FJ)の2004/05年度(2004年4月1日〜2005年3月31日)決算は、税引き前利益が前年比3.7%増の3593万フィジードル(約24億円)であった。税引き後利益は前年比0.04%減の2452万7000フィジードル(約16億円)となった。営業収益は前年比4.5%増の4億4060万フィジードル、営業費用は前年比5.6%増の4億570万フィジードルとなった。FJは燃油サーチャージを導入して1000万フィジードルの収入増を図ったものの、燃油価格の高騰を補うには至らなかった。ただし、豪ドル、およびニュージーランドドル高による為替差益、オペレーション、財務、管理部門のITシステム再構築によるFJの生産性、効率性の向上、貨物事業の好業績などが収益の増加を担った。
また、本年度は、高止まりする燃油価格、新規航空会社の参入によるオーストラリア路線の競争激化、ホテルの客室不足、日本・カナダ市場の旅客需要の伸び悩み、5000万フィジードル押し上げられている燃料コストなどから、厳しい見通しを示している。
また、本年度は、高止まりする燃油価格、新規航空会社の参入によるオーストラリア路線の競争激化、ホテルの客室不足、日本・カナダ市場の旅客需要の伸び悩み、5000万フィジードル押し上げられている燃料コストなどから、厳しい見通しを示している。