ラスベガス、訪問者数は順調な伸び、新ホテルも開業で受入れ万全

  • 2005年4月22日
 ノースウエスト航空(NW)、ラスベガス観光局はこのほど、旅行会社を対象に東京でセミナーを開催した。ラスベガス観光局、ネバダ州政府観光局日本・アジア地区代表の岡田恭輔氏は「2004年のラスベガスへの訪問者は03年比5.2%増の3738万8781人と堅調に伸びており、ウィン・ラスベガスを筆頭にホテルの開業が次々と予定されている」と語り、ラスベガス全体のホテル稼働率が平均で88.6%、週末は95%、平日は85.8%と好調に推移している現状と増加する旅客の万全な受入れ体制をアピールする。岡田氏はラスベガスが今年、町として制定されて100年を迎え、様々なイベントが繰り広げられること、ホテルの客室単価が抑えられていること、マスターソムリエがラスベガスには12人おり、ラスベガスのレストランのグレードが上昇しているなど、活気あるデスティネーションの魅力を紹介した。また、コンベンション目的の訪問者は増加しており、2004年は03年比1.2%増の572万4864人であったと、MICEマーケットへも力を入れていく方針だ。

 NWは成田発で西海岸にシアトル、ポートランド、サンフランシスコ、ロサンゼルスの4都市への運航地からラスベガスへの乗り継ぎの利便性を強調。また、最近の傾向として、オンライン・チェックインの利用率が伸びていること、2月の時点で日本の発券の95%がeチケット利用という速報値を紹介、幼児や接続の関係でeチケット発券ができない場合を除くとほぼ100%に近くeチケット化が進んでいる現状も紹介した。
 NW、ラスベガス観光局は同様のセミナーを4月28日に名古屋、5月23日に沖縄で実施する。NWによると、沖縄から成田を経由し、ラスベガスへ出向く旅客が近年、増加しているという。沖縄では、オーガナイザーもセミナーに参加、沖縄からのMICE需要の向上を目指す。