KE、旅行機の女王、コンステレーション購入、米国から飛行し韓国へ

  • 2005年4月22日
 大韓航空(KE)はアメリカのロッキード社のコンステレーションを購入、米国のプラット&ホイットニー社の協力を得て、このほど、コンストレーションが米国/韓国間を飛行した。今後、済州のKE飛行訓練院に展示される予定だ。
 シルエットの美しさから「旅空機の女王」と呼ばれたというコンステレーションは1940年代後半から1960年代後半まで活躍した大型プロペラ航空機。ジェット機が本格化される前のベストセラー機で、当時856機が製作された。現存する飛行可能な55機中、実際に運航可能な5機の内の1機にあたる機体で、1948年製だ。韓国がベトナム戦争時に人員、物資輸送などを行った歴史的航空機でもある。最近では米国の航空財閥であるハワード・ヒューズの半生を描いた映画「アビエイター」に登場した。
 米国からの飛行は老朽化していることから、80人乗りを16人乗りに改造。米国のアリゾナ州を出発し、オークランド、アンカレッジ、コールベイ、函館の4ヶ所を経由、9日間を経てソウル仁川空港に到着した。さらに、現役操縦士で83歳のラング・クライド氏がKE飛行訓練院のある済州まで操縦した。

<画像>「旅空機の女王」コンステレーション
http://www.travel-vision-jp.com/
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