JTB-BTS、JR東と業務提携、システム連携で販売増と効率化を狙う

  • 2005年4月8日
 JTBビジネストラベルソリューションズ(JTB−BTS)は東日本旅客鉄道(JR東日本)と出張包括管理事業について、2006年度から包括的な業務提携を行う。提携内容は、JR東日本の法人向けJR券販売システム「宅配システム」のインターネット活用を計画しており、これをJTB−BTSの企業向け出張管理システム「B+PLUS」と結合すること。両社はシステムの開発費等は明らかにしていないが、当面の目標として250社の契約、売上100億円と掲げている。
 この提携により、企業側はJR券をプリンターで印刷する、もしくは法人カードを利用して予約し、駅の自動券売機などで受け取ることが可能となる。これにより、JTB−BTSは契約企業にデリバリーしているJR券について、航空券や宿泊券と同様に即時性の高いサービスを提供することが可能となる。JTB−BTS代表取締役社長の日比野健氏は「これまで50人強のスタッフが対応していた。ただし、訪問した先での変更もあり、こうした場合の要望に応えることができ、出張者に大きなメリットがある」と説明する。また、JR側はBTMの一連のサービスに組み込むことで、現在JTB−BTSのJR券販売額である60億円の増売を期待する。