LH、LXを経営統合へ、冬スケからオペレーションの統合を進める

  • 2005年3月23日
 ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)はスイス・インターナショナル・エアラインズ(LX)を統合することを正式に発表した。買収金額は最大で3億ユーロ(約413億円)。LH、LXとも3月13日付けで統合に向けて交渉中であることを公表しており、LX側の株主80%の賛同も得ている。現在、発表されているスケジュールでは3月頃にLXの小株主の株式を取得開始し、5月に11%を取得し、第三四半期には欧州域内の独占禁止法の条件をクリアしてからLXの49%株式を取得する。また10月の冬スケジュールからオペレーションの統合を進め、2006年ごろを目処に航空権益をはじめとしてLH・LX間で引き継ぎを終えるとしている。
 また、統合後もLXは労使間の締結事項など独立性を確保。チューリッヒ空港のハブ機能を継続して維持するほか、長距離路線の規模や「スイス」のブランド名も計測することで合意している。また、統合により、FFP、ラウンジ利用などで相互に利用が可能となるほか、今後はスターアライアンスのネットワークの拡充の点からもプラスに働くとLHはコメントしている。