HIS、16年10月期決算は売上高21%増、単体取扱人員26%増
エイチ・アイ・エスの平成16年10月期業績は連結売上高が前年比21.0%増の2617億5500万円、営業利益は233.4%増の45億7000万円、経常利益は257.9%増の53億5700万円、当期純利益は281.1%増の27億5100万円となった。また、期末配当は普通配当15円に東京証券取引所の一部上場を記念する特別配当7.5円を加え、22.5円としている。HISは前期において、主力顧客層の個人、旅行経験の豊富な層、レジャー層の取り込みに集中し、SARS等の影響からの回復を図ったほか、法人営業を積極化した。キャンペーンの展開などで主力の航空券販売につなげたほか、チャオ、添乗員同行のインプレッソ、海外チャーター便の販売を主催旅行の三本柱として展開した。HIS単体での送客は北米が前年比7.96%増の23万5177人、ヨーロッパは13.55%増の22万6684人、アジアは38.33%増の96万1089人、オセアニアは14.22%増の9万8296人、ハワイ・グアム・サイパンは23.94%増の38万8026人、その他の12.08%増の6万6637人を含め、全方面で増加となった。
なお、今期はHISに見方として緩やかな増加傾向が続くと見ている。これは「安・近・短」の増加、中部国際空港の開港や関西国際空港の新規路線誘致などで地方を含めた需要の増大を予測。引き続き、自由旅行をキーワードに販売を展開するほか、インターネットを流通経路として最大限に活用する方針。期末の業績見込みは連結売上高2950億円、経常利益25億円、当期純利益25億円としている。
なお、今期はHISに見方として緩やかな増加傾向が続くと見ている。これは「安・近・短」の増加、中部国際空港の開港や関西国際空港の新規路線誘致などで地方を含めた需要の増大を予測。引き続き、自由旅行をキーワードに販売を展開するほか、インターネットを流通経路として最大限に活用する方針。期末の業績見込みは連結売上高2950億円、経常利益25億円、当期純利益25億円としている。