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TIA、指紋採取とデジタル写真の撮影の義務化で告知キャンペーン展開

  • 2004年9月13日
 全米旅行産業協会(TIA)は9月15日から、アメリカ入国時に両人差指の指紋採取、および顔のデジタル写真撮影の義務化を柱とする安全対策の影響を入国者へ告知するコミュニケーション・キャンペーンを展開する。これはアメリカへの旅行者、日本を含むアメリカ国内外の旅行業界を対象に発信する3つのメッセージからなるもの。基本的には、短期の業務、観光でのアメリカ訪問は現行と変わらずビザなし渡航が可能だが、入国審査時に指紋のスキャン等が行われる。また、出国時にも同様の手続きが行われる予定だが、実施する空港は現段階では限られているという。
 なお、各旅行会社とも現段階ではアメリカへの旅行者に対して、入国審査時の手続きが変更される旨を旅客に告知しているという。TIAコミュニケーション・キャンペーンの3つのメッセージは下記の通り。

▽TIAコミュニケーション・キャンペーン、3つのメッセージ
(1)査証免除国からの旅行者は2004年9月30日より、US-VISITプログラムに組み込まれる。
(2)すべての国からの旅行者は2004年10月26日より、機会読み取り式のパスポートを所持しなければならない。
(3)バイオメトリック・パスポート(生体識別情報を含むパスポート)発行要求の期限が2005年10月26日に延期されたこと。