近ツー、中間期はクラツー譲渡で最終益は黒、下期はチャーターなどに力
近畿日本ツーリストの平成16年中間決算(平成16年1月1日〜6月30日)は営業収益が前年比7.8%減の429億9500万円、営業利益は27億1000万円の赤字(前年:26億4600万円の赤字)、経常利益が29億9500万円の赤字(前年:27億9500万円の赤字)、中間純利益は60億8500万円の黒字(前年:53億8500万円の赤字)であった。黒字はクラブツーリズム事業部門等の譲渡益182億2900万円を加えたもの。今中間期はクラツーの譲渡に伴う総合旅行業からの脱却を推進。イベント・コンベンション・コングレス(ECC)とメイト・ホリデイの企画商品の2ブランドを中心とする組織へと再編したほか、7月にはインターネット販売の強化を目的にウェブ営業部を新設している。
なお、連結での期末の業績予想は期初の営業収益予想から下方修正し938億円、経常利益17億円、当期純利益10億円とした。下半期はアテネオリンピックの取扱いのほか、景気回復を背景とした海外旅行の増加をめざし、チャーターの利用商品などを打ち出す。
なお、連結での期末の業績予想は期初の営業収益予想から下方修正し938億円、経常利益17億円、当期純利益10億円とした。下半期はアテネオリンピックの取扱いのほか、景気回復を背景とした海外旅行の増加をめざし、チャーターの利用商品などを打ち出す。