TPC、バイヤー新規加入は順調、来年からチャーターを中核事業に
海外旅行関連素材の共同仕入れ機構「トラベル・パーツ・センター(TPC)」は24日、2004年度下期の商品発表会を開催、サプライヤー、バイヤー会員合わせ約60社が参加した。TPC会長を務めるグローバルユースビューロー代表取締役副社長の古木康太郎氏は「オリンピック後に需要が上昇する期待もあり、海外旅行の市場環境は上向き。ただし、現在のところ、海外旅行者数の推移は期待値に届いていない。TPCは安い料金で良い仕入れを行い、サプライヤーとバイヤーが共に手を携え、海外旅行の盛り上げに努める」と挨拶した。
今期のTPCはバイヤー会員の増加を目指し、今年度の年会費を半額にするキャンペーンを展開。上期は新規バイヤー4社が入会しており、新規会員を希望する数社が商品発表会に来場。今年度に10社の新規加入に期待が膨らんでいる。こうした背景にはTPCがバイヤー会員対象に信用保証の一部として銀行保証、履行保証保険、積み立て傷害保険の加入を求める措置に対して、昨今の社会情勢から必要であることの理解が深まっていると見る。
なお、古木氏はTPC会員各社が協力し、今年度に実現を目指したチャーター便の運航について、凍結したことを明らかにした。ただし、古木氏は「TPCは共同仕入れが目的だが、この事業の中核にチャーターは欠かせない。今後はTPC全体が組織として実現に向けて活動する」と言う。古木氏は今後、「TPC社員会においてチャーター専門の委員会を立ち上げることを提案したい」とも語っており、来年度に向けた早期の取り組みを図る。特に、TPC会員企業には航空会社、ホテル等の各社の特色を生かした仕入れを行うと共に、チャーター運航によるリスクの分散化を図りたい考え。
今期のTPCはバイヤー会員の増加を目指し、今年度の年会費を半額にするキャンペーンを展開。上期は新規バイヤー4社が入会しており、新規会員を希望する数社が商品発表会に来場。今年度に10社の新規加入に期待が膨らんでいる。こうした背景にはTPCがバイヤー会員対象に信用保証の一部として銀行保証、履行保証保険、積み立て傷害保険の加入を求める措置に対して、昨今の社会情勢から必要であることの理解が深まっていると見る。
なお、古木氏はTPC会員各社が協力し、今年度に実現を目指したチャーター便の運航について、凍結したことを明らかにした。ただし、古木氏は「TPCは共同仕入れが目的だが、この事業の中核にチャーターは欠かせない。今後はTPC全体が組織として実現に向けて活動する」と言う。古木氏は今後、「TPC社員会においてチャーター専門の委員会を立ち上げることを提案したい」とも語っており、来年度に向けた早期の取り組みを図る。特に、TPC会員企業には航空会社、ホテル等の各社の特色を生かした仕入れを行うと共に、チャーター運航によるリスクの分散化を図りたい考え。