ANAセールス、下期の中国悠遊紀行で小学館と共同展開、販路拡大狙う

  • 2004年8月6日
 ANAセールス&ツアーズは下期の中国向け商品において、「ANA’s 中国悠遊紀行」として展開する。これは雑誌、書籍の出版を手がける小学館が9月22日に創刊する「週間中国悠遊紀行」と共同で取り組む企画。旅行会社のパンフレットと雑誌が同一タイトル、およびコンセプトで展開することは初のこと。ANAセールスでは書店には訴求対象とするシニア層の情報入手先の一つとして見ており、旅行会社店頭以外にも中国商品の販促を広げる考えだ。
 なお、ANAセールスでは今年の送客目標として、ユニット商品などを含む取扱人数を8万人としている。ANAセールスでは、「目標として高いレベルにあるが、達成する」との見通しも示す。これは中国方面の動向でが、視察旅行をはじめとする企業需要に支えられてきたが、この数週間に予約の状況で主催旅行の推移がようやく順調となってきていることから。ただし、下期全体の動向として価格訴求型商品が多くなる傾向があることから、全日空(NH)が展開する下期の中国キャンペーンと連動することに加え、小学館とのタイアップによる早期の集客により、シニア層へと的確に訴求したい考えだ。