ANAグループ、第3四半期の純利275億円に、需要回復と費用削減効果で
ANAグループの平成16年3月期第3四半期(平成15年4月1日〜12月31日)の決算は売上高が前年同期比5%減の9214億6100万円で、営業利益308億9400万円、純利益275億円を計上した。イラク戦争やSARSで停滞した需要が回復基調になり、売上げが前年並みに戻りつつある中、コスト構造改革による費用削減で営業利益は前年同期に比べ177億円、純利益は417億円改善した。
国内線の旅客収入は前年同期を39億4000万円下回る4912億3000万円、国際線の旅客収入は93億2100万円下回る1333億400万円。第3四半期はSARSがほぼ終息したことによる中国線の増強や、羽田/金浦間のチャーター便運航など増収に向けた取組みとコスト削減で、航空運送事業では営業利益257億円を確保した。 なお、旅行事業は21億円の増収で営業利益16億円を確保。ホテル事業は39億円の減収で営業損失1億円となった。通期での連結業績予想は現在のところ、変更はない。国際線と国内線の旅客数は下記の通り。
国内線の旅客収入は前年同期を39億4000万円下回る4912億3000万円、国際線の旅客収入は93億2100万円下回る1333億400万円。第3四半期はSARSがほぼ終息したことによる中国線の増強や、羽田/金浦間のチャーター便運航など増収に向けた取組みとコスト削減で、航空運送事業では営業利益257億円を確保した。 なお、旅行事業は21億円の増収で営業利益16億円を確保。ホテル事業は39億円の減収で営業損失1億円となった。通期での連結業績予想は現在のところ、変更はない。国際線と国内線の旅客数は下記の通り。