HIS、4月の総取扱額は30%減、SARSで16ヶ月ぶりの2桁減に
HISの4月の総取扱額は94億8763万4000円で前年比30.6%減となった。国内旅行は4億6589万4000円で20.2%増であったものの、海外旅行は90億2174万2000円と32.8%減少したのが影響した。海外旅行の不振はイラク戦争が終息する一方で新型肺炎(SARS)による影響が深刻化したことによるもの。世界保健機構(WHO)や外務省による香港・北京などへの「不要不急の渡航延期勧告」を受け、該当地域への主催旅行を中止したことや、一般消費者の不安心理が広がったため、その他地域への旅行需要も冷え込んだと分析している。HISの前年比2桁割れは2001年12月以来の16ヶ月ぶりのこととなる。
今後の見通しとしては5月中旬からSARSが沈静化しつつあることから、5月を底に6月からは回復すると予想している。長引く旅行の手控え・延期への倦怠感から、リピーターを中心にヨーロッパ、ビーチ方面などの予約が活発化しつつあることを踏まえ、個人・若年層・リピーターへの販売促進と最新情報の提供による安心感の強化などを展開する予定だ。
今後の見通しとしては5月中旬からSARSが沈静化しつつあることから、5月を底に6月からは回復すると予想している。長引く旅行の手控え・延期への倦怠感から、リピーターを中心にヨーロッパ、ビーチ方面などの予約が活発化しつつあることを踏まえ、個人・若年層・リピーターへの販売促進と最新情報の提供による安心感の強化などを展開する予定だ。