12月の苦情・相談件数は73%増の256件、グアムの台風が影響
日本旅行業協会(JATA)がまとめた2002年12月の苦情・相談件数は256件と前年比73%増となった。グアムの台風関連の相談と、バーゲントラベルの倒産に関する相談がそれぞれ38件ずつあり、大幅に件数が増加した原因となっている。バーゲントラベルはJATA非会員であるが、消費者相談室では会員であるかどうかに関わらず旅行業者の相談を受け付けている。このほか、旅客対応に関する相談がひき続き増加傾向にある。たとえば、主催旅行で取消料が不要な時点で取消の手続きを取ったにも拘らず手数料を徴収した件があった。これは受託販売会社で稀に散見するケースで、返金の対象となる。JATAは増加する旅客対応の相談への対策として、苦情セミナーの開催頻度を増やすなどして旅行会社への教育に力を入れていく構え。