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OTOA、イラク情勢対応でホームページでの情報発信を強化

  • 2003年3月25日
 海外ツアーオペレーター協会(OTOA)はイラク情勢への対応のため、ホームページ(http://www.otoa.com)での情報発信を強化している。これは昨年作成した「危険情報収集ガイドライン」に基き、空港や交通機関など8箇所における計25のチェック項目において収集された会員会社からの情報を掲載しているもの。主にアメリカ本土の情報が多く、たとえばニューヨークでは空港に警官や警察犬を多数配備しているほか、市街地では反戦デモに対する警備強化を行っているなどの情報が提供されている。OTOAではこれらの情報を基に旅行会社や個人が判断する情報源としての活用を望んでいる。
 また、キャンセルチャージについては、イラクでの武力行使開始以前からOTOAが取消料を収受するという基本方針を表明していたことから、現段階では特に問題は起こっていない。しかし、4月末まで長距離出張を禁止する企業が多いことや、一般旅行客が予定していた海外旅行を国内へシフトさせるなど、戦争の影響による冷え込みは予想以上に大きく、会員からは戦争の長期化に対する不安の声もあがっている。