海外ハネムーン動向、欧州が2位に浮上、日数減少も平均費用は増加

  • 2002年11月1日
 ジェイティービーが東京、名古屋、大阪の主要都市の支店にハネムーンを申し込んだお客を対象に毎年行なっている調査「ハネムーン動向」によれば、今秋の人気の旅行先はハワイ、ヨーロッパ、オーストラリアの順であった(4354組を対象)。
 ハワイは98年以来、5年連続で1位を獲得しており、全方面の中で28.1%を占める。また、同社の調査で初めて2位に浮上したヨーロッパ(シェア18.2%)のお客のうち、約5割が「イタリア周遊」で、同ツアーにその他の1〜2都市を巡るツアーを組み合せると約7割にまで達するほど、イタリアの人気が高い。ルックJTBの12月のヨーロッパ方面へのハネムーナーの取扱人員は前年比60%増、2000年比でも20%増と好調(10月30日現在)。また、傾向としては挙式直後に出発するのではなく、比較的廉価な12月のバーゲンやイルミネーションが美しい時期に合わせて出発する人が多いという。
 なお、平均日数は7.0日と昨年より0.5日減少したが、2人分の平均費用は逆に昨年比13%増の52万6000円と12年ぶりに上昇した。この傾向を同社では、海外旅行が身近になり、ハネムーンのために長期休暇を取ることはないが、費用をかけて個性的な旅をしたい顧客の動向が表れたと分析している。