主要5社、10月のパッケージ予約は前々年並に、12月の滑り出し好調

  • 2002年10月31日
 日本旅行業協会(JATA)がジェイティービー、近畿日本ツーリスト、日本旅行、ジャルパック、阪急交通社の5社を対象に行なった調査によると、10月から12月のパッケージツアーの予約動向(人員ベース)は全方面合計で前年同時期比では50%前後の増加だが、2000年比では10〜20%減である(10月31日現在)。前年比、2000年比ともに好調な方面は中国とオセアニア。また年末年始の日取りも良いことから、12月の予約は出足好調である。今後は価格の安くなるヨーロッパ方面に予約が集中すると予想される。
 また、夏休み期間(7月〜9月)の取扱実績は7月、8月の旅行代金が最も高い価格である時期のため、景気の影響もあり買い渋りが見られた。ただし、9月に関しては3連休が2回あったこと、価格的に安価な時期であることから前年比25%増、2000年比0.6%減と復調した。

全方面予約状況の合計(順に10月、11月、12月)
2001年比 63.8%増 69.3%増 46.5%増
2000年比 2.9%減  19.5%減 8.2%減