TIJ、緊急アピールで国に要望、扇大臣は長期的計画案の一本化を表明
社団法人日本ツーリズム産業団体連合会(TIJ)は24日、シンポジウム「ツーリズムサミット2002」を開催した。同席上でTIJは国際観光の活性化とツーリズム産業の発展をめざした緊急アピールを提言し、その場で採択された。同アピールは、第1に平和産業の旗手として世界の平和を脅かす行為に断固反対すること、第2に訪日ツーリズムの活性化による日本経済の拡大に寄与するため、国は観光立国の政策を明確にし、予算の優先的配分を行なうこと、第3に国土交通大臣が観光行政を担当する大臣として責任体制を明確化し、あわせて観光行政を推進するための組織機構の充実を国に要望している。
シンポジウム後の懇親会で扇千景国土交通大臣は「建設省と運輸省が統合した利点を生かし、現在の空港、高速道路、新幹線など複数ある長期的計画案を一本化した案にまとめて提出したい」と表明、さらに「訪日外客数と出国日本人数のアンバランスの解消を進める」と述べ、景気浮上策の一つである観光促進策、および観光産業の重要性を言及した。
シンポジウム後の懇親会で扇千景国土交通大臣は「建設省と運輸省が統合した利点を生かし、現在の空港、高速道路、新幹線など複数ある長期的計画案を一本化した案にまとめて提出したい」と表明、さらに「訪日外客数と出国日本人数のアンバランスの解消を進める」と述べ、景気浮上策の一つである観光促進策、および観光産業の重要性を言及した。