LH、マイヤーフーバーCEOが来日、高質なサービスに自信
ルフトハンザ・グループ取締役会副会長兼ルフトハンザドイツ航空(LH)のCEOで、次期ルフトハンザ・グループの会長に就任するヴォルフガング・マイヤーフーバー氏がこのほど来日、航空産業の現状と同社の展望について語った。9.11事件以降、厳しい状況にある航空産業においてLHの今年上半期の売上は前年比の3倍となる5億ユーロを見込んでいる。ただし同氏は「航空産業はマージンが少ないため、良い業績をあげても短時間で損益分岐点に下がる」として、今後もクオリティーと商品で差別化を図り、そのための投資を引き続き行なう予定だ。例えば、欧州で最も短時間で乗り継ぎができるミュンヘン空港については、現在の2倍の利用者になる2000万人に対応できるインフラを整える予定。また、欧米ではライアンエアー(FR)などローコストキャリアが好調であるが、同氏は「競合路線がほとんどない上に顧客層が違うので影響はない。ベルリン/フランクフルト線に関しては当社のシェアが上がっており、競合によりマーケットが広がっている。今後も伝統ある航空会社らしいサービスに投資を進める」意向だ。
なお、下期から2便減便する名古屋/フランクフルト線については「ロードファクターは良く、将来的に活用していきたいが、季節性とロシア上空通過権の関係上、一時的に減便した」と説明した。
なお、下期から2便減便する名古屋/フランクフルト線については「ロードファクターは良く、将来的に活用していきたいが、季節性とロシア上空通過権の関係上、一時的に減便した」と説明した。