AC、第2四半期の決算は純利益3000万ドルの黒字
エア・カナダグループの2002年第2四半期のグループ業績は、営業利益が前年同期より1億3400万ドル増加の6200万ドルとなり、純利益は前年同期より1400万ドル減少したものの3000万ドルの黒字を確保した。ACはマーケットの細分化を踏まえた営業活動の強化、ITの推進、販売チャネルの合理化、周辺事業の強化などを推進しており、特に今期は座席供給量の調整を行い、米国路線でフロリダ、ラスベガス、ハワイを除く供給過剰座席11%を削減し、好調な他路線にシフトさせていた。また、他に機材の座席改修を行い、ボーイング737など古い機材を40機ほど退役、もしくは運航休止にするなど機材の効率化を図ったことなどの施策が、今期の黒字決算につながったと分析している。またグループの航空機の飛行時間が昨年比8%減であったが、タンゴはエア・カナダグループの国内線座席供給量の12%を占め平均座席利用率も78%の高水準を維持するなど、旅客輸送量が増加したため座席利用率が1.6ポイント上昇した。