旅行会社の見積業務85%削減へ、アップルワールドのAI自動見積「AI quosys」今後の構想は? [PR]

-AIはどこまで業務を担うのでしょうか。

町田 AIが担うのは依頼内容の解析とホテル提案までです。自然文で書かれた依頼内容を読み取り、検索条件を生成し、候補ホテルを抽出して提案します。

 一方で、お客様への最終提案や判断、予約手配については担当者の方に行っていただく設計です。AIが提案の土台を作り、人が最終判断を行うという役割分担になります。

町田氏
-ホテル提案にはどのようなデータを活用しているのでしょうか。

町田 価格や立地などの条件に加え、アップルワールドが長年蓄積してきた販売実績データを活用しています。

 これまで実際に選ばれてきた施設の傾向も踏まえながら提案を行うことで、条件だけでは見えにくい観点も反映したホテル提案を実現しています。

-AIによる提案と人の役割について、どのように考えていますか。

小林 今回の開発で最も難しかったのは、どこまでAIに判断させるかでした。

 例えば「駅近」「朝食付き」「予算3万円」といった条件があったとしても、そのすべてを満たすホテルが存在しないことがあります。その場合、人間であれば「3万5000円ならあります」「朝食なしならあります」と提案できます。しかしAIが勝手に予算を大きく超えたホテルを提案してしまうと、それはお客様が求めている答えではありません。

 そこでAI quosysでは、AIが一つの答えを決めるのではなく、条件に完全一致するホテルと、条件の一部は満たしていないものの代替案となり得るホテルを分けて提示する仕組みにしました。さらに、どの条件が一致していて、どの条件が外れているのかも確認できるようにしています。

 また、「予算だけは絶対に超えられない」「朝食付きは必須」といった条件については、マスト条件として設定することも可能です。マスト条件を満たすホテルが存在しない場合は、無理に代替案を提示するのではなく、条件に合致する施設がないことを明示します。

小林氏
-どのような旅行会社に向いているサービスなのでしょうか。

小林 実は開発当初、私たちは業務渡航を中心に扱う旅行会社様に最も価値を感じていただけると考えていました。これまで提供していた「丸投げ見積」の利用企業の多くが業務渡航系だったためです。

 ところが、実際にテスト利用を進める中で、店舗型のレジャー旅行会社様からも高い評価をいただきました。

 店舗ではお客様から個別の相談を受ける機会が多い一方で、ご担当者様が世界中のホテル事情に詳しいとは限りません。検索結果は出てきても、どのホテルを提案すれば良いのか判断に迷うケースもあります。

 世界中のホテルを熟知しているわけではないからこそ、まずどのホテルを提案すれば良いのか、その“たたき台”を短時間で作れることに価値があると考えています。経験豊富なご担当者様にとっては提案の参考材料として、経験の浅いご担当者様にとっては提案品質の底上げとして活用いただけるサービスです。