GWの旅行人数は史上2位の2253万8000人、海外は5.6%減の50万人
JTBがこのほどまとめたゴールデンウイーク(GW)の旅行動向によると、期間中の総旅行人数は2253万8000人と前年比1.6%減となるものの、昨年に次いで史上2位という見通しとなった。これはJTBが2200人の旅行者へのアンケート、JTB販売状況、航空会社予約状況、業界動向から推計したもので、1969年から調査を行っているもの。このうち、国内旅行は1.5%減の2202万9000人、海外旅行は5.6%減の50万9000人の見込みで両方とも前年を下回る予想だ。旅行に行かない人のうち、その理由に「景気の先行き不安」と回答したのが12.8%と昨年より1.1%増えていることから、不況の影響が強いことが分かる。旅行平均費用は国内が3万9595円と5.2%減の見込みに対し、海外は円安の傾向で24万6005円と2.9%増加している。
海外旅行の人気方面は韓国、ヨーロッパ、中国で、特に中国と台湾は航空座席供給量増加により、大幅な増加が予想されている。一方、北米・太平洋方面はハワイ、カナダが10%減、グアム・サイパンが12%減、米本土で35%減と依然として低迷している。
なお、出発のピークは5月3日だが、海外では4月21日〜24日のGW前の出発が18%増加しているのも、今年の特徴となっている。
海外旅行の人気方面は韓国、ヨーロッパ、中国で、特に中国と台湾は航空座席供給量増加により、大幅な増加が予想されている。一方、北米・太平洋方面はハワイ、カナダが10%減、グアム・サイパンが12%減、米本土で35%減と依然として低迷している。
なお、出発のピークは5月3日だが、海外では4月21日〜24日のGW前の出発が18%増加しているのも、今年の特徴となっている。