NW、「ワールドゲートウェイ」国際線から国内線乗継ぎは僅か31分

  • 2005年4月4日
 ノースウエスト航空(NW)のワールドゲートウェイは、2月24日にデトロイト空港にオープンした、東京ドーム4倍の床面積に97のゲートを有するNWと提携航空会社専用の施設だ。施設内を高速トラムが運航するというが、広大な施設では移動の不便を感じることが多い。しかし、実際にワールドゲートウェイを訪れた旅行会社社員によると「とにかく乗継ぎ、移動がスムーズ」と、その利便の良さを強調する。
 デトロイトはビジネス渡航者が多く、観光客はアメリカ国内への乗継ぎ地点としての利用が多いことから、アクセスを重視した構造になっている。通常、国際線から国内線への乗継ぎ所要時間は1時間半くらいだが、ワールドゲートウェイでは31分(MCTは75分)、国内線から国内線へはわずか約11分(MCTは30分)だという。「入国審査を出ると目の前に荷物受取りのターンテーブルがあり、通間検査を抜けるとすぐ国内線への荷物引渡しと手荷物検査場があった。Cクラス利用だったこともあって、入国審査から通関検査までわずか5分ほどで終了した」と、そのスムーズさを説明する。
 そのほか、チェックインカウンターや搭乗ゲートには日本語を話せるスタッフが常駐しているほか、空港内の標識には日本語標記があるのもスムーズな移動の助けになっているようだ。また、eチケット専用のチェックインカウンターの設置や、ラウンジ内のプライベートスペースにパソコンを設置するなど、ビジネス利用者を意識した設計が随所に見られたという。