コンクールイヤーの今こそ!ポーランドでショパンゆかりの地をめぐる旅[PR]
ヴロツワフからショパン療養の地、ドゥシニキ・ズドゥルイへ
小人の住む町として人気の観光地・ヴロツワフ。ショパンは数回訪れており、ポウドニョビ公園にはショパン像が建てられている。そこから車で約2時間の温泉リゾート地・ドゥシニキ・ズドゥルイはショパンが1826年に家族と鉱泉を使った治療を受けに訪れている。風光明媚なリゾート地で、療養中のショパンのように今でも鉱泉水を飲むことができる。ショパンの名のついた鉱泉水もあるので探してみよう。
ドゥシニキ・ズドゥルイを訪れるなら毎年8月に開催される「ドゥニシキ国際ショパン音楽祭」の時期がおすすめ。もとは療養中のショパンが、父親を亡くして孤児になりかけていた子どもたちのために開いたチャリティー演奏会がもとになった音楽祭で、ショパンが演奏した「ショパン館」で開催される。
ポズナンから「ポロネーズ」ゆかりのアントニンへ
ヴロツワフから列車で1時間半にある古都・ポズナンは中世ポーランド王国の最初の首都で、地の利から古くから商業都市として栄えてきた。ショパンはポズナンを訪れ、旧ラジヴィウ宮殿で演奏している。
さらにショパンはポズナン大公国の総督を務めていたアントニ・ヘンリク・ラジヴィウ公爵の招きで、アントニンにある夏の別荘「狩の館」に2度招かれた。ショパンはここでの滞在を「楽園にいるかのような心地」と手紙に記しており、公爵と娘たちのために「序奏と華麗なるポロネーズ 作品3」などを作曲している。
狩の館は現在ホテルとなっており、ショパンが滞在した部屋に宿泊できる。併設されたショパン博物館もコンパクトながら見ごたえがある。建物は上から見るとギリシャ十字の形をしており、建物の中には鹿のはく製がたくさん!建物としても興味深いホテルにはぜひゆっくり滞在したい。