フィジー最大の観光トレードショーFTE開催、過去最多の商談件数を記録

フィジー政府観光局は、南太平洋最大の観光産業トレードショー「フィジー・ツーリズム・エクスチェンジ2025(FTE2025)」を5月12日より2日間、ビチレブ島のデナラウにて開催。世界19カ国から550名超、日本からは旅行会社ら計7社が参加した。
FTEは、フィジーにおける観光交流と発展を目的とした毎年開催されているイベント。今年は過去最多となる4300件以上の商談が実現し、84社のサプライヤーと138名の国際バイヤーが活発な商談を行った。
開会式では副首相兼観光・民間航空大臣のヴィリアメ・ガヴォカ氏が登壇し、「不安定な時代だからこそ、意味のある旅への関心が高まっている。"幸せあふれるフィジー"は、心温まる本物の体験をお届けする準備ができている」と述べ、来場者を歓迎した。また、フィジーエアウェイズCEOのアンドレ・ヴィルジョーン氏は、2027年までに観光収益を10億フィジードル増加させるという目標を掲げ、同社がワンワールド・アライアンスに正式加盟したことによる国際アクセスの向上に言及した。
観光局CEOのブレント・ヒル氏は、2024年に訪問者数が年間100万人に達したことを報告し、フィジーが持つ文化的魅力と高いコストパフォーマンスが、世界の需要と合致していることを強調した。
また、長年にわたって観光輸送を支えてきたTourist Transport Fijiと、国際線の要を担うフィジーエアウェイズの2社が、FTEへの貢献を称えられ表彰を受けた。