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東北観光復興へ(2):集客の現状と課題-送り手・受け手の意思疎通を

日本三景のひとつ宮城県松島市では、人気の観光船が定期運航を再開している。世界遺産入りが確実視される岩手県平泉町の文化遺産は地震の被害がなく、いつも通りに観光ができる態勢にある。観光客は戻りつつあるが、本来なら新緑の美しいこのピーク期は修学旅行生をはじめ、もっと多くの人でにぎわっているはずだ。震災当初、各観光地ではプロモーションをストップしていたが、再開しはじめる動きもあり、今後の集客に期待がかかる。日本旅行業協会(JATA)が6月5日に実施した東北視察で、訪問した地域の取り組みや、視察中に実施された...