日本政府観光局（JNTO）によると、2010年10月の日本人出国者数（速報値）は、前年比4.8％増の143万人となった。前年の大型連休の反動で9月は前年割れとなったが、8月までの回復基調が継続しているとも考えられる。JNTOでは、羽田空港の国際線発着枠拡大、円高傾向、上海万博などがプラス要因になったと分析。一方、中国の尖閣問題が訪中意欲の減退につながったと見る。なお、1月からの累計では8.1％増の1392万5000人となり、残り2ヶ月が前年から約30万人ずつ減少して100万人となっても2008年の1...