航空業界、2010年の損失56億ドル−IATA調査、需要は回復も単価は伸び悩み
国際航空運送協会(IATA)によると、2010年の航空業界では56億米ドル(約4953億5000万円)の損失が発生する見込みだ。旅客需要は回復の傾向を示し、航空会社も燃油費以外のコストを前年比1.3%削減できる見通しであるものの、燃油費の上昇やイールドの低さから、利益は生み出せないとの分析。収益は4.9%増の5000億米ドルとなる見込みだが、旅客人数が2010年の予測値と同程度であった2007年と比較すると300億米ドルの減収となる。旅客需要は、2009年が4.1%減となる見通しであるのに対し、20...