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22年上半期の旅行業の倒産は11件で4年ぶり減少、6月単月は4件-TSR調査

  • 2022年7月8日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、2022年上半期(1~6月)の旅行業の倒産は前年同期比38.8%減の11件だった。4年ぶりに前年同期を下回り、年上半期では過去20年で最少となった。

 負債総額は前年同期比33.7%減の11億6000万円で2年連続で前年同期を下回った。原因別では販売不振が最多で7件、形態別では破産が9件だった。

 そのほか、資本金別では1000万円以上5000万円未満が5件、100万円以上500万円未満が3件など中小・零細企業が中心で、従業員数別では10人未満が10件と9割を占め、20人以上の倒産はゼロだった。

 また、2022年6月の倒産は2ヵ月連続で前年同月と同数の4件だった。負債総額は1億6100万円で2ヵ月ぶりに前年同月を下回った。

 TSRでは今後の見通しをコロナ関連融資や給付金などに支えられてきた旅行業にとって、「全国旅行支援」の開始の延期やコロナ感染の再拡大はさらなる企業体力の疲弊を招く恐れがあるとして、中小・零細を中心に倒産が増加する可能性があるとしている。

2022年上半期主な旅行業の倒産(報道資料より抜粋)

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